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管理人さんの常駐と管理費とセキュリティ問題のモヤモヤ

公開日:  最終更新日:2014/10/23


皆様のマンションには管理人さんがいらっしゃいますか?管理人さんは管理会社が雇用し、マンションに派遣されているのが一般的です。雇用スタイルも様々で、24時間住み込み、平日9時~17時まで、ゴミ収集日などに合わせ指定日に決まった時間に勤務などなどバラエティー豊富です。

住み込み管理人さんの場合は、「マンション管理」という面からみるとセキュリティ的にも維持メンテナンス、コミュニティ面からも素晴らしいものになると思いますが、管理費は非常に高くなります。逆に決まった日時のみの場合はセキュリティ面では質が落ちますが、管理費は安上がりです。

ナビ美のマンションでも管理人さんの常駐について、何度も話し合いがなされました。結果、小規模マンションで入居者同士が不審者について敏感に反応が出来る点小規模ゆえに管理費の限界があるという事から、必要最小限の日時に来て頂くスタイルを採用しました。

区分所有者の中には、セキュリティ面が低下してマンションの価値が下がるのが心配という声もありましたが管理会社担当者との連携や区分所有者間での自助努力の結果、資産価値はそれほど落ちていない様です。

管理人さんによって保たれる安心

ナビ美の友人1のマンションは毎日一定時間に管理人が常駐するスタイルです。管理人がいる事で、無用なポスティングもなく、子どもたちがエントランス前で騒ぐこともなく毎日の清掃管理が行き届いているので、共用部分の美観やセキュリティ面においては、「確かに有益だな」と感じております。

別の友人2のマンションは管理費が、びっくりするほど格安です。理由を聞いてみると管理会社がマンションの近くにあるらしく、管理会社社員が定期的に清掃を行う事で管理人は置かず、管理会社のボランティアでマンションの美観を保っているそうです。

しかし、周囲には管理人不在マンションという事が露呈しているらしく、管理会社社員も決まった人物がくるのではなく毎回、違った人物が清掃にきているという事で、セキュリティが確実に低下していると嘆いておりました。

独身者とファミリーのセキュリティーへの意識の違い

管理費があがっても、決まった人物に定期的にメンテナンスをして頂いた方が良いと管理組合に訴えている様ですが区分所有者が独身の方が多く、管理人有無に対しての意識レベルが違いすぎて話がまとまらないと困っております。

この様な問題の解決は、管理会社の力によります。担当者に管理人を雇用する場合の予算をあらゆるパターンで算出してもらい、近隣の分譲マンションではどうしているか?担当者が管理している他のマンションではどのようにしているか?など細かくチエックをして区分所有者がイメージしやすい選択肢をある程度、作成してもらい、総会の議題にあげるのがスムーズな管理費見直しのポイントとなるかと思います。

管理費見直しの前にできる節約ポイントを探す

同じ様に光熱費の無駄はないか?オート照明の時間を変える、電圧の契約を変更して節約、水道の無駄使いはないか?自動ドアのメンテナンス期間は適正か?など見直しのポイントは必ずあります。

やみくもに管理費を下げるのではなく、節約できるものは節約し、無理があると感じた場合は早期に値上げをする事で後々の負担は確実に減って参ります。家計簿の見直し感覚で、月次収支表を眺めてみてはいかがでしょうか。

ライター:マンションナビ美
不動産系会社勤務を経てフリーで活躍。自身も分譲マンションのオーナーとして、大規模修繕や、理事会役員を経験する。実体験からマンション業界を分かりやすく解説する。

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