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オートロックに油断しないで!防犯に強いマンションとは?

公開日:  最終更新日:2016/09/13

オートロック

最近の分譲マンションには必ず設置されておりますオートロックシステム。分譲マンションの中にはオートロックが無いマンションもありますが、果たして防犯意識が高いのは、どちらのマンションなのでしょうか?

週末、友人の分譲マンションに遊びに行きましたナビ美。マンション前には引っ越し業者さんのトラックが止まっておりまして引越しの真っ最中。

引っ越し

入居かな?退居かな?などとチラ見しつつ、マンションロビーに向かいますと、オートロックの自動ドアが完全に開き放たれ、入りたい放題でした…

見渡しても、管理人や管理会社担当者らしき人物もおらず、引越し業者関係者もいない一瞬の無人空間。ほどなくして、引越し業者関係者が荷物を押しながら入ってきましたが、彼らには、私が住民か?訪問客か?などの区別は関係ありませんので、「どうぞどうぞ」とエレベーターに乗せて頂き、友人宅に到着した次第です。

オートロックは安全?

オートロックマンション内にいる人間が、マンション住民とは限りません。今回の様に、「引越し作業の手間になる」という事でオートロックを解除してしまっては、この間に見ず知らずの人間の出入りがあってもわかりません。

実際に、お引越しがあった今回の友人のマンションの場合、ご入居の為の引越しをされていたようなので、既に退去の引越しも行われていたという事になります。

知らないうちに、マンション住民が入れ替わったというのは、今回に限らずの様で、不意に知らない顔の方とエレベーターで出くわした事がある友人は「怖い」と恐怖を訴えていました。

オートロックが開錠中に後ろからついて入られる

「オートロックマンションだから大丈夫」と自宅の鍵を掛けずに近所のコンビニなどにお買物に行っている間に、泥棒に入られたという話もありますし、オートロック開錠中に「後ろからついて入られる」というのはドラマなどでも良く見るシーンです。

オートロックは「万能」ではありませんので、ご自身が防犯意識を持って行動をするようにいたしましょう。

オートロックが無いマンションの場合

ポスティング

宅配業者の方、チラシ配りの方、各種セールスの方など、マンション内に出入りする人が多くなる分、個人が持つ防犯意識が非常に高いようです。

管理人を置いて、不審者の排除に協力するなど、各個人が適度な警戒心を張り巡らして生活されていらっしゃるので、用がないと入りにくい、防犯力が高いマンションとなる場合があります。

防犯力の強いマンション

間違えやすいのは、「防犯設備があるマンション」と「防犯力があるマンション」の違いです。上記例の様に、最新の防犯設備があっても、簡単にマンション内に侵入できるのであっては防犯力が無いマンションですし、管理人様が目を光らしている防犯設備の無いマンションは防犯力があるマンションになります。

防犯力の高いマンション

「防犯力」は、やはり「マンパワー」につきます。ナビ美の友人の様に、マンション住民の顔を覚えていれば、知らない人がマンション内にいれば警戒する事も出来ます。

エントランスに管理人を置くことで、オートロックのある無しに関わらず、防犯力が高まります。お隣の方などと良くお話をされる機会があれば、長期旅行などの際には「出掛けますので」とお隣様に注意喚起をお願いできますし、そういう光景が頻繁に見えるマンションは不審者が近づきにくいマンションとなり、防犯力が高くなるのです。

最新の防犯設備

防犯設備

最近はセキュリティ会社の防犯カメラと連動させ、不審者をカメラ内に発見すると音声威嚇で撃退しつつ、現場に急行するというようなサービスも出ているようです。

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防犯意識を高める

まずは、ご自身の意識から変えてみましょう。オートロックがきちんと閉まったかを確認してから、次の行動に出る。同じ生活時間帯に顔を合わす方とご挨拶を始めてみるなど、お一人お一人が少しだけ防犯意識を上げることでマンション全体の防犯力をあげることに繋がります。

管理組合や管理会社は、入居者の入れ替わりがある際は、「今月、引越しがあります」など区分所有者へのアナウンスを入れることにより、入居者が安心を得ることが出来ます。そうする事により新たに増える駐輪や普段と違うちょっとしたアクシデントに対しても、寛容な対応が出来ることに繋がります。

ただし、不審者を呼び込んでしまうリスクを負うことになりますので絶対に引越し日や部屋の情報を公開しないでくださいね。

ライター:マンションナビ美
不動産系会社勤務を経てフリーで活躍。自身も分譲マンションのオーナーとして、大規模修繕や、理事会役員を経験する。実体験からマンション業界を分かりやすく解説する。

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