宅配便の再配達を減らすサービスをまとめてみた
フルタイムのスズキです。こんにちは。先週の22日に、国交省がCO2抑制のために、宅配便の再配達を減らす対策を検討しているという発表がありました。
日本経済新聞の記者さんも書いていておられますが、宅配ボックスやコンビニ受け取りの普及を進めていくのではと想定されてまして、宅配ボックスメーカーの弊社としてはかなり期待をしているところでございます。
来年春から調査が開始されるそうなので、弊社としてご提案できる事の準備を進めていかなければなと思う今日このごろです。
先日、こんな記事を書きましたが、「注目の外置き宅配ボックス!各社まとめ」他業種から宅配ボックス事業に参入される会社さんも増え、宅配ボックスの市場が活性化している空気を感じております。
今回は今までのおさらいと、未来へのヒントを探すために、宅配便の再配達を減らすことができるサービスをまとめてみました。
宅配ボックス
宅配ボックスも色んな種類がありますのでそれぞれ解説していきます。
●集合住宅向け宅配ボックス
○オンライン管理式宅配ボックス
24時間遠隔監視をしており、トラブル発生時に遠隔操作で扉の解錠をすることができる。
○自主管理式宅配ボックス
コンピュータ制御により、専用の磁気カードやICカードによって扉の解錠を行います。
○機械式宅配ボックス
暗証番号式のため、セキュリティ面に不安があります。電気いらずなので設置が簡単です。撤退を進めるメーカーが多く、弊社あてに入替えの相談をされるお客様が増えてきました。
暗証番号式の宅配ボックスを宅配業者さんが敬遠する理由 https://t.co/ORojRnfAqN
— いいマンションに住みたくて (@ii_mansion) 2016年11月14日
●個人宅向け宅配ボックス
○宅配ボックス コンボ
独特なスタイリッシュなデザインが特徴的です。
画像引用:http://sumai.panasonic.jp/
○荷もつ当番
ワールドビジネスサテライトのトレたまで紹介された過去があります。
画像引用:http://www.outin.jp/
●街置きタイプ宅配ボックス
○Amazonロッカー
日本国内はまだですが、米アマゾンは24時間営業のコンビニ等への設置を進めているそうです。入庫できるのはamazonで買った商品のみ。
画像引用:wired.com
○BufferBox
グーグル傘下のBufferBoxです。サンフランシスコ市内を中心に設置を進めていましたが、2014年5月にサービス終了となったようです。
画像引用:engadget.com
○楽天BOX
5月27日より、大阪なんば駅他で試験運用が開始されました。8月28日からは福岡駅他にて試験運用が開始されるようです。楽天の一部の店舗で買った商品が対象です。
画像引用:rakuten.co.jp
○佐川宅配ボックス
環境省から「低炭素地域づくり集中支援モデル事業」を受託し、「博多駅前地区低炭素型集配送システム構築モデルプロジェクト」を立ち上げている。
こちらは環境省の取り組みのようですね。プロジェクトの実施機関が2012年9月3日~2015年3月31日となっているようなので、バトンタッチする形で国交省がCO2抑制プロジェクトを始める形になりますね。
引用:http://news.mynavi.jp/news/2013/04/04/072/
○イオンネットスーパー受取りボックス
イオンのネットスーパーで買った商品を受け取ることができる宅配ボックスです。埼玉と千葉の一部の店舗で運用がスタートしています。
引用:http://www.bci.co.jp/netkeizai/foods/2014/682.html
○中国郵政(チャイナポスト)の宅配ボックス
2014年末までに山東省の市内100ヶ所に設置する予定だそうです。
光熱費などの支払いや航空機チケットの購入、列車チケットの予約ができるほか、ATMや子供が読書を楽しめるスペースなども設置されている。
中国郵政ならではの付加価値のあるサービスが面白いですね。
ソース:http://j.people.com.cn/n/2014/0721/c94475-8758440.html
○POPStation
シンガポール郵便局が運営する宅配ボックスです。再配達をしてくれなかったりするのでお客さんは郵便局に直接取りに行く事が多いそうです。そんな中、郵便局で24時間受け取れる宅配ボックスが重宝されているそうです。
ソース:http://www.mypopstation.com/
コンビニ受け取り
まとめようと思ったのですがかなり複雑でした。まず、各ネットショップが各宅配業者と、各コンビニエンスストアと独自に提携をし、提供されているようです。しかも、2013年前半頃までに撤退するサービスが多数あったそうです。
詳しくまとめているサイトさんがありましたのでリンクを張っておきます。
コンビニ受け取りできる通販-2014年~の新しい情報
その他
海外のサービスをご紹介します。「Doorman」というアプリです。
オンラインショッピングをする際、品物の届け先住所を自分の家ではなくDoormanが提供する住所に設定する。次に商品が最寄りのDoormanの住所に届くので、午後6時から深夜0時までの間の好きな時間(1時間刻みで指定可能)に配達を依頼する。すると配達人が時間通りに家まで荷物を持ってきてくれる。こうして仕事で帰りが遅いビジネスマンでも、深夜に受け取ることができるというソリューションだ。
引用:不在受け取り、もう困らない!深夜でも荷物が届く「Doorman」を使ってみた!
コンビニ受け取りに近いサービスと言えますね。宅配業者が対応しない夜遅い時間帯に荷物を受けとって配達してあげるということに特化したサービスです。別途サービスで荷物にリボンを掛けてくれたりするようですが果たして広まるでしょうか・・・
と、ここまでいろいろご紹介してきましたが、結構再配達を減らすサービスってあるものですね。弊社が昔運営していた駅置きロッカーサービスやコンビニ置きロッカーサービスも載せたかったのですが、おいおい載せていきたいと思います。