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家賃滞納トラブルを解決するマンション経営の基礎知識

公開日:  最終更新日:2016/09/13

家賃滞納

マンション経営で最も困るトラブルといえば家賃滞納ではないでしょうか。今回は滞納者に対する対処法や滞納を未然に防ぐ方法についてご紹介します。

まず第一に、毎月の家賃入金をしっかり確認しましょう。マンション管理会社に任せているから安心と、家賃の入金確認をしないことがよくあります。入金確認をすることは家賃滞納を防ぐことの第一歩です。

さて、実際に家賃滞納が発生してしまったとしましょう。滞納の原因がうっかり忘れなら、早めに連絡をすることで回収は比較的容易です。自動振替(自動送金)だと思ってたので、と言うのはよく聞く話です。

しかし、連絡が遅れると未回収の家賃が2カ月分、3カ月分と高額化し、居住者が支払えない状況に陥ることもありますので要注意です。

滞納が起きた場合は次のような流れで対応します。マンション管理を管理会社に委託している場合は、代行をお願いしましょう。

(1)滞納の数日以内に電話及び書面で支払いの督促をします。
(2)1週間後位に入金がない場合はもう一度督促をします。

遅延理由や支払い見込みも確認します。それでも入金がない場合は連帯保証人に支払いを依頼します。期日までに支払いがない場合は賃貸契約の解除と部屋の明け渡しを通知します。

事実を証明する材料となりますので、滞納が常態化している場合は書類を内容証明郵便で送るのが良いです。また、家賃滞納は実は5年で時効と定められており、時効後には請求できなくなってしまうので要注意です。

ただし滞納者に滞納の事実を認めさせた場合は時効を中断することができます。時効にしないためにも督促状に捺印をさせるなど早い段階で事実を認めさせることが大切です。

家賃滞納を未然に防ぐという意味では入居審査で勤務先や年収をしっかり確認し、滞納しない人物かどうかを見極めることも大切です。

また、に家賃保証サービスを利用することも一考です。入居者に一定の保証料を賃貸保証会社に支払ってもらい、滞納が生じた場合、賃貸保証会社が一定期間の家賃を貸主に支払うシステムです。

これは、貸主にとっては負担が少ないのに保証が得られるというメリットがあり、入居者にとっては連帯保証人がいなくても賃貸契約を結べるメリットがあります。

家賃保証サービスは現在ではかなり普及しており、入居する側にとってもかなり認識をされていますし、マンションの経営者側にとってもリスクを少しでも軽くするのに便利なツールと言えます。

マンション経営にトラブルはつきものですが、トラブルが起きたさいにどのように解決するか?リカバリーするか?リスク管理をするかというのを事前に決めておくことが重要です。

ライター:イトウタケアキ
最近、分譲マンションを購入し住み始めた30代男性サラリーマン。妻と子供の3人暮らしで、ペットのミニチュアダックスが1匹。副業としてマンション経営をしてみたいと思い立ち、投資用マンションについて勉強中。

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