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マンションの管理組合、共働きを理由に役員を避けられる?

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共働き

マンションは共有の財産としての「共用部分」と個人の財産としての「専有部分」の2つの部分で成り立っています。さらに言うと、個人財産の集合体であり、共同生活の場でもあります。

管理やルールづくりにあたっては管理組合の果たす役割は大変大きなものとなります。管理に必要な業務は多岐にわたりますが、全てのことを管理会社に委託できるものではありませんし、良好な住環境を維持するためにも、管理組合の積極的な活動は欠かせません。

ところが管理組合の活動の中心となる理事などの役員のなり手がいなくて困っているというケースが多いようです。例えば、共働きをしているので、夫婦ともに時間がないとか、人付き合いが苦手で、という方もいるのでしょう。

ちなみに管理組合の役員定数はそのマンションの管理規約によって定められています。理事長(区分所有法では管理者と呼ばれます)、副理事長、理事(会計担当理事、広報担当理事、その他)、監事などがおかれます。

副理事長以下は複数とすることが多く、総数では全体戸数の1割程度となるマンションが多いようです。理事長、理事の選出にあたっては、公募による場合、相互推薦による場合、抽選による場合などいろいろなケースが考えられますが、お互いの不公平感をなくすために輪番制を採用しているマンションが多いようです。

任期は1年から2年のケースが多いようです。理事長や理事がある一定の人が何年も務めるようになると、一人の中心的な人物の意見ばかりが通用して、住みづらいマンションになってしまうことも考えられます。

管理組合の活動にはさまざまな法律の規定のあり、わからないことばかりかも知れませんが、自分が購入したマンションの資産価値を守る為にも、お互いに気持ちよく生活する為にも、管理組合の活動には積極的に参加したいものです。

それでも役員の就任を断るのに他の住人に理解が得られる理由があるならいいでしょうが、共働きという理由は他の住人にもいると思われるので、これで他の住人の理解が得られる可能性は低いと思われます。

但し、役員の就任を断ったからと言って、罰則規定があるわけではありませんが、同じ建物に住む人同士で反目しあうことは避けたいものです。

ライター:イトウタケアキ
最近、分譲マンションを購入し住み始めた30代男性サラリーマン。妻と子供の3人暮らしで、ペットのミニチュアダックスが1匹。副業としてマンション経営をしてみたいと思い立ち、投資用マンションについて勉強中。

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