共用レンタサイクルで利便性向上！宅配ロッカーを利用した運用システ厶

2013年6月25日発行の「マンション管理新聞」に掲載させていただいた、電動自転車の共用レンタサイクルシステム「F-rents」の記事広告をご紹介します。

総戸数300戸の兵庫県神戸市の導入事例

年配者が電動自転車の前後のかごに買い物品を一杯載せて坂道を立ち灌ぎせずにすいすい上っている光景をよく見かける。この電動自転車の共用レンタサィクルをマンシヨンに導入して利便性を高める動きが活発化している。

兵庫県神戸市の六申といえば坂道の多い煬所で知られる地域だ。ここに4年前に建築された総戸数300戸を超えるマンションがある。

坂道の多い神戸・六甲のマンション周辺

坂道の多さを考慮して新築当初より電動自転車の共用レンタサイクルが導入されている。有料制で8台の電動自転車が活躍している。月間のべ約40台が稼働している。

利用度が少ないようにも見えるが、有料制に加えて、そもそも電動自転車を購入されている方が多いことがその背景にあると思われる。

宅配ロッカーに自転車の鍵と充電器を保管。同時に充電を行う。

マンションの場合、電動自転車の利用で最大の課題は充電環境だ。充電するには充電器を白転車から取り外して自分の部屋まで持ち帰らなくてはいけない。買い物などの大きな荷物に加えて充電器も持つとなると重労働だ。面倒くさがって充電器を差し込んだままにして、充電量が少ないまま乗って、途中電動が効かなくなり後悔した方も少なくないはず。電動自転車は車体が重たいため、充電量が無くなるとペダルを漕ぐのも一苦労となる。

この六甲に導入されている共用レンタサイクルは宅配ロッカー最大手のフルタイムシステムが開発した「フレンツ」が採用されている。

最大の特徴は宅配ロッカーに自転車の鍵と充電器を保管するとともに、宅配ロッカー自体体が充電機能を併せ持っている点だ。写真のように電動自転車置場の隣に宅配ロッカーが設置されており、充電器の出し人れがしやすい工夫がなされている。買い物に行ってどんなに荷物が多くなっても鍵と充電器は隣りのロッカーに入れるだけなので非常に楽。

しかも、借りる場合、過去に返却され最も充電がされているものが、優先的に利用できるシステムになっており、よほどの遠出をしない限り利用途中、充電量がゼロになって一苦労するような心配は無用だ。

WEBで利用状況の確認可能

宅配ロッカー共用レンタサイクルならではの魅力だ。この他にも多くの魅力がある。例えば、ウェブを利用して、利用可能なレンタサイクルの残り台数の確認がいつでも可能となっている。

台数全てが貸し出しされていた場合、「空いたらメール」サービスを利用すれぱ、レンタサイクルが空けばメールで受信できる仕組みにもなっており、利用者にとってはス卜レスを感じないシステムが組み込まれている。

この電動自転車共用レンタサイクルを導入すれぱ利便性が高まり、資産価値向上にもつながると期待されている。