宅配ロッカーで無人レンタサイクル!既存物件の駐輪場整備で導入高まる
2013年2月25日発行の「マンション管理新聞」に掲載させていただいた、電動自転車のシェアリングシステム「F-rents」記事広告をご紹介します。
無人レンタサイクルシステム
増え続ける自転車の駐輪設備に頭を抱えているマンションは少なくない。そんなマンションにとって強い味方となるのが、宅配ロッカーでシェアトップの「フルタイムシステム」(本社東京、原幸一郎社長)が開発した無人レンタサイクルシステム「F|rents(フレンツ)」だ。
新築分譲マンションでは標準装備となっていることからしても、「宅配ロッカー」の利便性は説明するまでもないだろう。
宅配ロッカーのボックスを利用して、自転車の「鍵」の受け渡しや返却などの運営管理を行うのが無人レンタサイクルシステム「F|rents」(以下、フレンツ)だ。
築17年、69戸の千葉県の既築マンションの導入事例
築17年を迎えた69戸の千葉県鎌ヶ谷市に建つマンションの管理組合はこの1月から、フレンツの運営を開始した。自転車は8台までレンタサイクル可能だが、まずは2台からスタートした。マンションの中で不要な自転車が出た場合、レンタサイクルとして利用される運用システムとなっている。
駐輪場対策として過去に25台分の増設も足りず、通路に溢れる自転車
同マンションも他物件と同様に駐輪場対策にエネルギーを注いできた。過去に25台分の増設も行ったが、それでも足りず、20台程が通路や各階の廊下に駐輪されていた。
管理組合はアンケート調査等で保有自転車の利用状況やレンタサイクルを導入した場合の保有自転車の利用見込みなどを調査、その結果、放置自転車対策、そして盗難防止などの安全性向上を含めた駐輪場の環境向上につながると判断、この「フレンツ」の導入を決めた。
導入にあたっては、エントランスに新たにフルタイムシステムの宅配ロッカー「フルタイムロッカー」を設置(3列13ボックス)、宅配ロッカーの1ボックスを「フレンツ」の運用ボックスにした。
築10年、300世帯のマンションの導入事例
兵庫県尼崎市に建つ築10年を迎えた300世帯のマンションでは、この春から駐輪場増設対策のひとつとして「フレンツ」の運用を開始する。同マンションにはすでに「フルタイムロッカー」(9列39ボックス)が新築時より設置され、これに付加する形で自転車8台まで利用可能となる「フレンツ」が導入される。
管理員不要で、24時間の貸し出し、返却が可能
「フレンツ」の良さはその運営システムにある。宅配ロッカーとフルタイムシステムのコントロールセンターと24時間体制でつながっており、どれだけ多くのレンタサイクルを導入しても管理員不要で、24時間の貸し出し、返却が可能となっている。全ての鍵ごとに利用状況が確認でき、同管理システムと利用者の携帯電話を連動させれば、利用者自身で今の利用可能台数が確認できる。
オンライン型宅配ロッカーヘの入れ替え需要が増加
放置自転車対策の強力な武器となっている、この「フレンツ」だが、コントロールセンターとつながっているオンライン型の「宅配ロッカー」があればこその利便性だ。そのため、フルタイムシステムによれば、非オンライン型、いわゆる機械式の宅配ロッカーから、同社のオンライン型宅配ロッカーヘの入れ替え需要が急速に増えている。
同社の宅配ロッカーに入れ替えれば「フレンツ」以外にも、電気自動車のシェアリング、電気自動車充電システム、食品宅配受け取りサービスなど様々なサービス付加システムを導入できる。