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隣人トラブルで裁判。ペット飼うな!ふざけんな!嫌がらせで精神被害

公開日:  最終更新日:2014/11/28

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快適な住まいを求めて購入したマンションでトラブルの種を抱えるのは憂鬱な事です。これまでにも様々なトラブルをご紹介してまいりましたが、精神的に不安になるのはトラブルの相手が「物」ではなく「人」となる場合でしょう。

一般的にトラブルの根底にあるのは、他人への無関心やコミュニケーションが希薄になってきたことからまいります。

「トラブルを未然に防ぐ策」を身につけることは、いつの日か巻き込まれるかもしれないトラブルから回避する、軽減させる為にも大変重要です。

まず初めにトラブルを回避する為には、トラブルのタイプを知る事が大切です。今回は、トラブルの相手が「対人」の場合を考えてみたいと思います。

事例1

新しく入居された隣家の奥様がベランダでペットの手入れをされるので「ペットの抜け毛が風でこちらのベランダに入ってきます。

犬アレルギーを持っているので控えてください」と丁寧にお願いしたところ、隣家のご主人が「ペットOKのマンションでペットを飼育して何が悪い!」と恫喝され、その日を境に毎日の様に嫌がらせを言われる。

被害者の対応

被害者(恫喝されている方)は、管理会社に連絡を取り、フロントマンからも共同生活ルールを守って頂けるように話して頂いたそうですが、「告げ口をした」と火に油を注ぐ結果となったそうです。

その後の恫喝に恐怖を覚え警察に電話もされたそうですが、民事不介入の警察では恫喝内容が「脅迫に当たらない」という事で取り合ってもらえなかったそうです。

体調を崩された被害者の方は精神科に通院され、診断書と恫喝された際の録音を証拠として裁判に持ち込まれたそうです。

加害者の言い分

加害者(恫喝した方)は、家族から「ペットを飼うな」の様な事を被害者に言われたと聞いたので、かっとして言動がエスカレートしていったと裁判時に話していたそうです。加害者家族の大げさな伝え方が大問題と発展してしまった大人気ない事例です。

解決方法として

個人攻撃に発展してしまうトラブルは、後々に大きな問題となる場合があります。マンション内で発生する苦情や相談は個人で取り組まず、管理組合や管理会社フロントと協力して解決するようなシステム作りをする事も一手です。

マンションで発生するトラブルを掌握する事がトラブル予防につながり、住民の生活レベルも向上するでしょう。

今回は、普通に日常生活を過ごされていた方が被害者や加害者となったケースです。加害者の方が入居時にご挨拶に回り、ペットがいる旨を伝えていれば、その際に「犬アレルギーがあります」というような話も出来、お互いにトラブルを回避できたかもしれません。

他人との関わりを持ちたくない方も増えておられるようですが、快適な住まいを得る為には最低限のマナーと他人との関わりを持つ必要があるでしょう。

ライター:マンションナビ美
不動産系会社勤務を経てフリーで活躍。自身も分譲マンションのオーナーとして、大規模修繕や、理事会役員を経験する。実体験からマンション業界を分かりやすく解説する。

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