>宅配ボックスのお問合せ<

ある意味事故!エレベーターでペットにフンをさせないで!

公開日:  最終更新日:2014/11/28

エレベーター

隠れたトラブルの発生場所として、エレベーターの利用方法について上げられることがあります。共用施設の中でも利用頻度が高く、一時的に閉鎖空間となる場所です。

利用者数が多いマンションなどは早めに管理規約や使用細則などで規定を作るのもトラブルを事前に防ぐ方法のひとつです。エレベーターで考えられるトラブルとその防止法としてはどのようなものがあるのか考えて見ましょう。

ペット問題

近年のエレベーターではエレベーター表示ボタンに「ペット同乗マーク」がついていたり、エレベーター内部カメラで中に乗っているペットなどが確認できるようになっているマンションもありますが、一般的なエレベーターの場合は、少なからずペットトラブルがあるようです。

最近ではペットオーナー様のモラルも向上しているようですが、つい先日にこのような事がございました。ペット共生型マンション(8階建て総戸数22戸)の分譲賃貸に最近Aさんという方がお引越しをされたそうです。

Aさんお引越し後からエレベーター内にペットの粗相の後が残るようになり管理会社から厳重注意をして頂いたという事があります。

Aさんからすれば、「全員がペットを飼育しているマンションだから、誰がしたのか分からないだろう」という気持ちで後始末もせずにおられたようですが、Aさんを除く他の方が居住中に発生しなかったトラブルですので、誰の不始末かは直ぐに判明してしまいました。

このように「大勢いるから、誰だか分からないだろう」という考えで違反をされる方が多くいらっしゃるようです。

今回のケースの場合、事前に「トラブルがほとんどないマナーの良い方ばかりですので、Aさんもご協力をお願いしますね」などのように一言伝えておけば、Aさんも違反をされなかったかもしれませんね。

ペットを連れてエレベーターに乗る際は、抱っこが出来るサイズのペットの場合は抱っこをしておくかペットカートなどに乗せて乗る。

途中階などで同乗者がいる場合は「ペットが一緒ですが大丈夫ですか?」などの声掛けで相手の方に同乗されるか、次へ見送る。

場合によっては階段を利用するなどの配慮をしてもらう指針を管理組合やペットクラブで規約を作成するのも良いでしょう。

自転車問題

最近、増加傾向にあるトラブルとしてはエレベーターでの自転車運搬です。駐輪スペースに空きが無く止むを得ず自宅まで運搬。駐輪スペースが立体式や狭いなどの理由で使いづらい。

盗難やいたずら防止。高価な自転車の為など。自転車を運搬したい方の理由は概ね上記のようなもののようです。

一方、使いづらくても駐輪スペースを利用している方やエレベーターに同乗される方から見ると「駐輪スペースを利用するべき」と考えられるのは至極、当然の事といえるでしょう。

接触して衣服が汚れたり怪我をしたりする恐れもありますし、エレベーター内部などにすり傷がつく恐れもありますので、あまり良い気分ではないでしょう。

トラブルが起こる前に自転車の運搬取り扱いについての議案を提示し、エレベーター内に傷保護用のシートを貼る。通勤前のラッシュ時の迷惑を考え、自転車を運搬する時間を制限する。

2基以上のエレベーターがある場合は1基のみ自転車専用にするなど。各マンションの使用状況に応じたルールを設けて、皆様が気持ちよく利用できる環境を作る必要があります。

エレベーター利用法が住民の皆様に確立するまでは掲示板での告知などを増やし、ルール付けを意識下に徹底してもらうようようにします。

張り紙などでマンションの美観は一時的に低下しますが、マナーを守って頂けた時点で、張り紙をなくてしていけますので、張り紙が無い=マナーレベルが高いマンションとなる様にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

ライター:マンションナビ美
不動産系会社勤務を経てフリーで活躍。自身も分譲マンションのオーナーとして、大規模修繕や、理事会役員を経験する。実体験からマンション業界を分かりやすく解説する。

シェアありがとうございます