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マンション管理組合と町内会との上手な関わり方

公開日:  最終更新日:2016/09/13

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皆さんのマンションは「町内会」に加入していますか?と、言うか、町内会の存在をご存知でしょうか…。町内会は、基本的に町の住民、店舗、企業で構成される団体です。

地元の夏祭り、イベント、交通安全、防災、清掃、通学路の警備、ラジオ体操、運動会、旅行、長寿会、子供会、行政との連絡窓口などなど、かなり広範囲で活動しています。

通常、その町に古くからいる人、店舗、企業が中心となって活動していることが多いようです。目的は、住民みんなの親睦を深め、自分達の町をより良くすることであることは言うまでもありません。

ただ、新しく引越してきた人達は、新参者扱いやお客さん扱いされることもあり、なかなか関りにくいというのが実情でしょうか。また、町内会は任意団体ですから、絶対加入が義務付けられているわけではありません。

マンションが管理費を徴収するように、町内会も町内会費を徴収します。町内会費については、デベロッパーが新築マンション建設計画の事前近隣説明会等を通じて、町内会との間で合意をしておくことが多いようです。

例えば、1住戸=月額100円やマンション1棟=月額10,000円という形で合意し、管理組合に引き継ぎます。町内会は、この会費を基にいろいろな活動を行いっていきます。

管理組合にも似ていますが、決定的な違いは任意団体というところです。「任意団体だから加入する必要がない!」と考える人もいるかもしれませんが、実は様々な場面でその恩恵を受けています。

企業のサービスであれば、加入していない人や費用を払っていない人にサービスは提供しませんよね。例えば、夏祭りの時に、町内会費を払っていない○○マンションの子供にお菓子をあげないか?

普通はそんなことはしません…。他の子供と同じようにちゃんとお菓子をあげます。町内会費を払っていない○○マンション周辺の道路は清掃しないか?これもありませんよね。

町内会の活動は、ほとんどがボランティアです。そういった準備や活動を町の誰かがやっています。特に、最近では、災害対策、備蓄品の管理、登下校時のパトロール、高齢者対策等、町内会に求められるものも多岐に渡ります。

マンション内コミュニティ作りと同じくらい、その町のコミュニティへ参加することも大切で、楽しいことです。町内会に参加すると、新しい出会いがあったり、お得な情報を教えてもらったり、町の歴史、学校の評判、病院の評判等そんな情報も入ってきます。

町内会に参加するきっかけはいろいろですが、せっかくの自分の町のコミュニティですから、積極的に参加しましょう。改めて、ご自身や管理組合と町内会の関係を見直してみることをお奨めします。

そして、新しい住民さんのアイデアは、閉鎖的な町内会にとって必ず役に立ちますよ!

ライター:ヤマザキシンイチ
デベロッパー系管理会社に14年勤務。フロント業務、新規開拓、リプレース営業等、マンションの管理に関する業務を担当する。

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