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マンション営業マン必見!モデルルームで消費者が求めるポイント

公開日:  最終更新日:2016/09/13

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新築マンションを購入しようと思ったら、必ず伺う事になるモデルルーム。実際の物件を確認せずに購入する新築マンションでは、モデルルームでの対応が消費者の購買意識を左右します。

消費者はココが知りたい

モデルルームはインテリアコーデネーターの方の素敵なプランニングと追加オプションの導入や、制限された場所で公開されているモデルルームならではの基本プランとの違いなどがありますが、消費者には、その違いはよくわかりません。

基本プランとモデルルームの違い、タイプ違いの部屋を購入希望の場合はモデルルームや基本プランと何が違うのか、オプションはどの部分に付加されているのか、追加費用はどれくらい発生するかなどは、気になるポイントです。

近年はインターネットで様々な情報収集ができる世の中になっておりますので、消費者も予習をすませてから来訪されている方も多くなっております。

営業の方も当然、自社物件については復習済みと想定しての質問がありますので、広範囲に渡る事前予習をして頂くのが消費者にとっても安心ポイントになります。

また、ファミリータイプの物件の場合は、キッズコーナーの設置など、消費者がゆっくりとモデルルームを内覧できる環境つくりをされていると好感が持てます。

ナビ美が最近訪れたモデルルームでは、ファミリーのモデルルーム内覧を予約制にしていました。予約をされた方にはお子様専属の遊び相手をする営業の方が来られていましたので、消費者は存分にモデルルームを見学でき、質問もゆっくりとされていましたので、かなり物件への好感度もあがったようでした。

モデルルームでのチェックポイント

共同生活ですので、振動音については気になるものです。近年では複層ガラスや二重床などの導入が多くなっておりますが、ピアノが置けるかどうか?は確認ポイントとされる場合が多い様です。補強板を設置する程度でピアノが置ける床であれば、強度的にも問題ないでしょう。

具体的な数値を教えてくれる営業の場合は、床コンクリートのスラブ厚が20センチ以上、隣との戸境壁の厚が18センチ以上、フローリング遮音級がL45より低い数値か?を確認しましょう。

キッチン、浴室、トイレなどの水回りがベッドルームと接している場合は、遮音対策がどうなっているか?を確認するのも重要です。

デザインに創意工夫がある近年のマンションですが、ユニバーサルデザインとなっているか?お風呂やトイレはリビングを通らずにいける動線となっているか?は将来的に暮らしやすい間取りであるかどうか?の確認ポイントです。

また近年のマンションは気密性が高いため、結露を発生させやすい状況でもあります。結露対策について確認をすることも重要です。

地震列島の日本では耐震構造についての確認は重要です。現在の耐震等級の最高ランクは3等級が最大です。構造設計は誰がしているのか?チェック体制はどうなっているのか?の確認は、デベロッパー会社内でスムーズな連絡が出来ている体制が整っているか?をチェックする上でも聞いておきたい質問です。

モデルルームでは見落としがちなエアコンの設置場所と室外機の置き場、各部屋のコンセントの場所と数の確認は必要です。

キッチンの高さも最近は選べる様になっていますので、使う人に合わせたキッチンサイズの提案をしてくれる営業は細やかな配慮が期待できそうです。

その他、付帯設備やオプションのグレードや使用感など、実際に確認できない気になる点は質問してみましょう。

周辺環境のチェック

いずれは、自分の目で現地を確かめる事になると思いますが、駅までの徒歩ルート、交通量、夜道の明るさや人通りなど、消費者目線でのチェックをして頂いているか確認しておきましょう。

学校校区や病院、スーパーや銀行、役所などの生活至便施設の場所も確認ポイントです。ナビ美家の子ども達は、A町小学校区のA町に住んでおり、行政から「A町小学校に通える子どもはA町の子どもだけです。

将来的にも変更しません」と聞いておりましたが、いつの間にかC町小学校区になっていたはずのB町の子どもが通学しているという事がございました。

行政の方針は変化しますので、生活を左右する子どもの校区については最新の確認が必要です。保育園の待機状況などもわかれば、下調べが十分にされている事が伺えます。

この様な周辺状況を把握している営業の方がいるということは、デベロッパー会社での社内での情報交換が活発に行われているという事が伺え、万一の町内トラブルや瑕疵補修の際などスムーズな対応を期待できるポイントとなるでしょう。

物件情報、周辺情報、金銭面でのアドバイス、最近は管理についての質問も増えてきておりますので、モデルルーム担当者は様々な情報を整理して、細やかな心配りと共にわかりやすい説明も求められています。

ナビ美おススメは、現地物件を中心としたご近所ハザードマップ作成です。駅までのルートを始め、生活至便施設をポイントし、校区情報やスーパーの営業時間などのプチ情報をマップに落としていくと、具体化して参考になります。

マップ作成は消費者が独自で作成しても、モデルルーム販売担当者の方が消費者の為に作成されても、かなり有益なツールになると思いますので是非お試し下さいね。

ライター:マンションナビ美
不動産系会社勤務を経てフリーで活躍。自身も分譲マンションのオーナーとして、大規模修繕や、理事会役員を経験する。実体験からマンション業界を分かりやすく解説する。

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