>宅配ボックスのお問合せ<

活発な管理組合にするためにコミュニケーション力を上げる方法

公開日:  最終更新日:2016/09/13

085eb100298ea549f18b239b4c0b7440_m

ファミリー層が中心のマンションですと、PTAなどを通して世帯間の共通の話題でコミュニケーションが発生しますが、単身者が多いマンションなど、共通のファクターがない場合どうしたら良いでしょうか?

マンションでのトラブルシューティングや資産価値をあげる為にも活発な管理組合が必要であるとご理解頂けたと思いますが実際のところ、多くの方に参加頂ける管理組合運営は難しいといわれるのが現状です。

では、コミュニケーション力をあげるにはどうしたらよいでしょうか?

定例理事会の場所

管理組合役員会や総会に参加された事がない方は、議事会資料などに目を通されていない方も多いと伺います。

管理組合役員の顔も判らず、どういう活動がされているのかも判らない方にしてみれば協力を求めても「仕事内容がわからない事が不安」「億劫になってしまう」事は簡単に想像がつきます。

ご自身がマンション居住に特別な不満もなく現状を満足されていらっしゃったら、尚更です。この問題の解決策のひとつとして、月例理事会をマンションロビーで行うという方法があります。

入居者が帰宅されると必ず通るエントランスロビーで理事会を行う事で、お互いに住民の顔を認識する事ができます。理事会役員の方には、ロビーを通られる方に挨拶などの声かけをして頂き管理組合会議を行っているという事をオープンにするのです。

住民の中には「この時間の会議なら自分も参加が出来る」と思う方もいらっしゃるかも知れませんし問題や意見を持っている方が何か話しかけてこられるかも知れません。管理組合が活動している事を住民に知って頂く上でも有効です。

アンケートや意見箱の導入

マンション内でコミュニケーションが活発でない場合は、アンケートやご意見箱などは極めて有効です。総会では発言した事は議事録に載りますし、意見を言いにくい問題を抱えた方もいらっしゃるかも知れません。

「何か特別な案件があるからアンケート」というのではなく、まずは無記名式で色んな意見が発言できる場所を作ってみましょう。

アンケートや意見の内容については、各戸に配布したり、マンション住民のみが確認できる様な伝言板スタイルの場所に告知するのもよいでしょう。

アンケート内容の開示をすぐに行うことにより、組合が活動している事をオープンに出来ますし積極的でない方も開示内容を見る事で、問題提起が出来たり、逆に問題を解決できたり参加意識を高める事が次第にできるようになり、住民間でのコミュニケーション力があがってくるでしょう。

役付きを増やす

総戸数が多いマンションでは、企画・イベントなどの役付を作り、マンション内住民のコミュニケーション機会をつくるイベントを開催しているところもあります。

全員参加は難しいですが、ゴルフ親睦会、日帰り旅行、季節の集いなど、住民が参加できるきっかけをつくることで、「管理組合」という硬いイメージだけでなく気軽に参加できるオープンな管理組合作りのきっかけとして役立ちます。

ライター:マンションナビ美
不動産系会社勤務を経てフリーで活躍。自身も分譲マンションのオーナーとして、大規模修繕や、理事会役員を経験する。実体験からマンション業界を分かりやすく解説する。

シェアありがとうございます