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マンション管理組合と町内会の関わり方

公開日:  最終更新日:2016/09/14

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「町内会」という団体名称、皆様ご存知でしょうか?町内会は、基本的に町の(部分で分けられた)に住む住民で構成される組織団体のことで共通の利益を守ったり、親睦や地域自治を円滑に進めるために作る任意の団体のことです。

町内会加入は絶対?

町内会への加入は建設会社が関わる場合とそうでない場合があります。大手デベロッパーさんのマンションなどは、関わっておられない場合がほとんどですが地元密着型の建設会社さんの分譲マンションは、最初から加入を表明されておられることもあるようです。

「町内会」という組織は、管理組合と似た面を持っていますが、大きく異なる点は町内会は、任意加入である点と行政と繋がっている点です。

町内会の役割

町内会は、地域住民が個々に活動されるボランティア要素も含まれていますので業務内容は、その地域により様々です。

町内の掃除当番や通学路の見守り指導、地域住民同士での交流会や警察と協力してパトロールなど地元密着でコミュニケーションを図られる地域もあれば「何をしているのか、よくわからない…」地域町内会もあるかと思います。

基本的には、自治体の単位、窓口としての役割を担っておりますので区役所や市役所などの行政機関とのパイプ役もされています。

町内のごみ収集箇所の管理や防犯カメラや街頭の設置などの様に、町内を住みやすい安全な町にするべく町内会から行政に相談、陳情し、美化・改善を促進する役割をするなど町の「管理人さん」として重要な役目を担っていただいています。

阪神淡路大震災や3.11東日本大震災以降は、行政でも防災に対する意識が重要視されていますので町内会単位での防災用品の管理など義務付けられている自治体もあるということです。

ナビ美が住んでおります町内会では、町内会から加入者の世帯数や人数を行政に通知していますので万一の震災の際には、備蓄非常食や防災セットの人数分×日数をマンションまで届けてくれるということになっています。

マンションと町内会

総戸数が多いマンションなどは、外部の指定業者にゴミ集積を依頼したり管理組合が町内会的役割を果たすことがありますので、「町内会」に加入されていないことがあります。

また、町内会という組織が古くからある土着型の組織であるため、構成員が高齢化していて機能していない場合や現代社会のニーズについていけず新参者を締め出す風潮があったり、内向的な組織になっている町内会があるのも事実です。

こういう事からマンション自体も、地域町内会へのためらうという事も起こっているようです。大規模マンションでは、マンション内で新しく町内会をつくり、独自で対策を講じられるマンションもあるようです。

管理組合と町内会の違い

「町内会」という組織は近隣の町内とも繋がっております。いざという災害に備え、自治体から様々な要請がある事もありますので、マンション内だけの管理をする管理組合と違い、地域住民とのコミュニケーションは多岐にわたり、ボランティア度も増してきます。

面倒な事は増えますが、誰かの助けになったり、誰かの助けが必要になる緊急時に備え対策を講じるのは、独居層、ファミリー層の区別無く重要な要素です。

地域によって活動内容が異なる町内会ですので、お住まいの町内会がどういった役割をされているのか?確認をした上で、町内会への加入を検討されるのも良いかと思います。

近隣地域住民との円滑なコミュニケーションをとるか?管理組合としてマンション住民の結束を高めるか?は、お住まいのマンション単位で相談しましょう。

マンションが町内会に加入しているか?否か?は、管理費明細の中に記載されていると思いますので気になる方は、ご確認ください。

ライター:マンションナビ美
不動産系会社勤務を経てフリーで活躍。自身も分譲マンションのオーナーとして、大規模修繕や、理事会役員を経験する。実体験からマンション業界を分かりやすく解説する。

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