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マンションの独居老人の孤独死問題

公開日:  最終更新日:2016/09/14

今回は、「マンションの高齢化」について取り上げたいと思います。

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高齢化するマンションと居住者

マンションは築年数ととも老朽化していきます。一般的に、コンクリートの建物の耐用年数は約60年です。建物や設備の老朽化を防ぐ為、修繕工事を行い、一定の性能を維持するように努めていきます。

建物や設備と同じように、そのマンションに住む居住者も老朽化(=高齢化)していきます。例えば、40年前に40才で新築マンションを購入した人は現在80才になります。

更に、一人暮らしの老人(いわゆる独居老人)も増えています。親族が近くにいれば少しは安心ですが、遠方にいたら心配は増えるばかりです。

居住者の高齢化により組合運営に支障

居住者の高齢化は、マンションの管理組合運営にも大きく支障を来たします。健康上の理由等により、役員に就任できる居住者が減り、一部の居住者に大きな負担がかかります。

また、総会への出席者も減ってくるので、意見交換も難しくなります。建物や設備の老朽化は修繕工事を行えば、多少若返りますが、人の場合はそうはいきません。

マンションにとっては、建物や設備の老朽化以上に居住者の高齢化は深刻な問題といえます。また、独居老人対策やバリアフリー対策など、多くの課題が露呈してきます。

独居老人の孤独死を防ぐために

いくら他人とはいえ、同じマンションの居住者として、「孤独死」のような不幸な出来事は絶対に避けたいところですね。

最近は、警備会社などの見守りサービスや独居老人向けの食配サービスなどが充実しており、費用を払いさえすれば、ある程度のサービスを受けることはできます。

ただ、これらは費用に対するサービスであり、こういったサービスを受けられない人もおります。そうなると、重要なのは、マンション内のコミュニティー作りです!

元来、コミュニティーは「作るもの」ではなく、「出来るもの」ですが、今は誰かが声をあげないと始まりません。

「お互いがお互いを気遣う」という人間同士のコミュニケーションは、どんなサービスやシステムにも勝るはずです。

マンションの高齢化対策と併せて、マンション内のコミュニティー作りを見直すことをお奨めします。これは、マンションの防犯防災(=安心安全)にもつながりますし、何よりも毎日を楽しく過ごす為の一歩になるはずです。

出来ることから徐々にトライしてみてはいかがですか?!言葉には出しませんが、他の居住者の皆さんも心配しているかもしれませんよ…

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