注目の外置き宅配ボックス!各社まとめ
近年、外置きタイプの宅配ボックスのリリースが続いています。2011年頃からサービスを開始しているアマゾンの「Amazon Locker」。本日から試験運用を開始した楽天の「楽天BOX」。2011年からスタートしたグーグルの「BufferBox」。(2014年5月付で段階的にサービスを終了するリリースを発表)
宅配ボックスのパイオニアであるフルタイムシステムも実は2000年に「フルタイムボックス」というサービスを開始し、駅やコンビニへの設置を試験運用していました。(※通販の荷物ではなく、もっと限定的な使われ方です。現在は終了しています。)
これらのサービス。簡単に説明しますと通販などで購入した荷物の配送先として、自宅ではなく、駅や、コンビニエンスストア等に置かれた「外置きタイプの宅配ボックス」を指定することができるのです。
今回は各社の「外置き宅配ボックス」の仕様についてまとめてみました。
Amazon Locker
画像引用:wired.com
米アマゾンロッカーは24時間営業のコンビニ等への設置を拡大しています。アマゾンからメールで送られてくる「受け取りコード」を入力し、荷物が入っているロッカーを開けます。
品物は配達日から3日以内に引き取ります。3日を過ぎると返品されるようです。対象は、アマゾンで注文した商品に限ります。また、容積が28リットル、重量が4.5kg以上のものも入りません。
日本でもローソンとファミリーマートでコンビニ受け取りサービスがありますね。こちらは店舗備え付けの電子端末で「お問い合せ番号」を入力して「申込券」を出力し、レジにて品物を受け取ります。
楽天BOX
画像引用:rakuten.co.jp
楽天BOXは5/27より、大阪市営地下鉄なんば駅と関西大学構内で試験運用を開始しました。今回の開始時点での対象店舗は「楽天ブランドアベニュー」、「イーザッカマニアストアーズ」、「ホンコンマダム」の3店舗です。
購入画面で配送先を「楽天BOX」にすると購入完了時に「パスワード」が送られ、それを宅配ボックスに入力すると品物を受け取れる仕組みです。品物の受取期限はアマゾンと同じく、格納日から3日間です。
BufferBox
2013年にカナダの新興企業BufferBox社を買収してサービスをスタートしたグーグル。サンフランシスコ市内のコンビニやスーパーを中心に26箇所ほど設置されたようです。
アマゾンや楽天が自社の商品しか扱わないのに比べ、BufferBoxはグーグル以外のオンラインストアで購入した商品も受け付けます。しかしながら、2014年5月にサービス終了となったようです。
おわりに
東京の新築マンションではほぼ100%に近い導入率の宅配ボックス。賃貸物件でも急速に導入が伸びています。ですがまだまだ宅配ボックスを知らない方はいっぱいいらっしゃいます。
外置きタイプの宅配ボックスは3社とも自社の通販事業のサービスを充実することによって、流通を伸ばすことが狙いだと思いますが今後どのような展開になるのか?宅配ボックスの市場は活性化するか?引き続き注目したいと思います。