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宅配業者を装った犯罪背景に、宅配ボックスでセキュリティ対策

公開日:  最終更新日:2014/11/28

2009年3月25日発行の「マンション管理新聞」に掲載させていただいた、宅配ボックスに関する記事広告をご紹介します。

宅配ボックスの既存マンションへの設置に拍車

宅配便を装い元厚生事務次官を狙った昨年12月の連続殺傷事件は、宅配便の無人自動預かりシステムである宅配ボックスの重要性を改めて浮き彫りにさせた。凶悪犯罪が相次ぎ、既設マンションのセキュリティー強化が叫ばれている折だけに、新築ではほぼ標準装備された宅配ボックスの既存マンションへの設置に今後、拍車が掛かりそうだ。

不審者対策に奔走する宅配業者

「あの事件以降、既存マンシヨンの管理組合、管理会社からの問い合わせが急増している」

こう話すのは、宅配ロッ力ー最大手「フルタィムシステム」(本社東京)の原周平副社長だ。あの事件とは昨年十二月に起きた宅配便業者を装い、元厚生事務次官を狙った連続殺傷事件である。犯人は作業服を着て箱を持ち、宅配便だと名乗って玄関を開けさせている。

この事件はその後、宅配便業界を大きく揺さ振っている。「インターホンで名乗っても信用されない。お客さまは玄関ドアの内側のチエーンを掛けて、少し開いた隙間から荷物を確認して初めて、玄関ドアを開けてくれる。宅配効率が極めて悪くなった」

「インターホンのカメラ越しに『社員証を見せろ!』『配達上を見せろ!』と要求されることも少なくない。」宅配便のセールスドラィバーは困惑顔だ。宅配便業者も宅配便を装った不審者対策に力を入れている。

ヤマ卜運輸では
①制服•制帽•名札の着用
②訪問時にほ「ヤマト運輸の○○です」と名乗る。

また佐川急便も
①玄関先で「佐川急便です」と名乗る
②制服の着用
③社員証を携帯しお客様の求めに応じ提示ーを実践している

等と、安心して利用してもらうための施策の周知徹底に努めている。

宅配業者にも利便性高い宅配ボックス

利用者側、そして宅配便業者側双方にとってメリッ卜があるのが「宅配ボックス」である。
自分が留守でも在宅していても、自由な時間に荷物を受け取れるのが「宅配ロツカー」の良さ。

共働きで子供が留守番していた場合、「親が帰っていないのでエン卜ランスにある宅配ボックスに入れておいて下さい」と配達員に、告げることができる。

女性が台所仕事で手が空げられないときでも、お年寄り一人で在宅していて不安なときでも、あるいは趣味や仕事に集中していて宅配便の受け取りで邪魔されたくない時など、各戸のさまざまな事情に合わせて、宅配ボックスに荷物を預け、自分の希望時間に宅配ボックスから荷物を受け取ることができる。

宅配便業者も便利この上ない。配達先が留守であろうが在宅していようが、宅配ボックスに預ければ「確かに配達しました」との受領書を受け取ることができる。

超高層マンシヨンが林立している昨今、各戸まで荷物を配達するとなると、その労力と手間も大変。それが、エンランスの宅配ボックスに預けるだけで完了するとなれば、配達効率は極めて高くなる。

宅配ボックスは新築マンションでは標準装備設備

宅配ボックスは新築マンションでは標準装備設備といって過言ではない。その宅配ボックスの最大手が「フルタイムシステム」だ。新築分譲マンションの八割近くのシェアを誇っている。同社の最大の特徴は宅配ボックスのオンライン管理だ。管理センターには約30人のスタッフを配置、24時間365日体制で緊急時のサポー卜をしている。「機器の取扱方法が分からない」場合にも、宅配ボックスに設置されている電話で管理センターを呼び出して問い合わせができる。

このような利便性の高い宅配ボックスが既存マンションでも簡単に設置できる。設置に当たっては輸送・設置費用が別途に必要となる。コンピューター式の場合は、クリーニング宅配サービス、そして宅配便の発送サービスも利用できる特典がある。

利便性に加えて宅配ボックスはマンションのセキュリティーに欠かせない必需品となった現在、既存マンシヨンへの設置に期待が掛かっている。

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