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マンション管理士ってどんな仕事?

公開日:  最終更新日:2014/11/28

マンション管理士ってどんな仕事?

皆様は「マンション管理士」という専門職をご存知でしょうか?「名前だけは聞いたことがある」という方も多いかと思いますが、そもそもマンション管理士とは、どういった事をするのでしょうか?まずは、マンション管理士についてご説明させていただきたいと思います。

国土交通省が発足した国家資格

平成13年から国家資格として毎年1回の試験が行われています。合格者7~8%の狭き門で、マンション管理のスペシャリストとして、主に管理組合の立場でマンション管理に関する様々な問題の解決をサポートする専門職です。

マンション管理組合の運営、大規模修繕等を含む建物構造上の技術的問題、その他マンションの維持・管理などに関して、管理組合の管理者等又はマンションの区分所有者などの相談に応じ、適切な助言や指導、援助等のコンサルティング業務を行います。

どういう方が受験しているか

平均的に50~60代の方の受験が多いのが非常に特徴的で、マンション管理に興味のある方や管理組合での理事会役員を経験した事がきっかけとなられる方や資格マニアの方が多いようです。

マンション管理士は不動産関係の法律などが深く関わってきますので、宅建をお持ちの方やマンション管理会社の方が試験範囲や試験日の重複する「管理業務主任者」の試験と一緒に受験するケースも多いようです。

ちなみに、フロントマンの方は実務経験を多く積まれている方も多く、「マンション管理士」としても有能な方が多くいらっしゃると思われますが、実際は「マンション管理士」としての知識を披露するシーンはほとんど無いようです。。。

マンション管理士の問題点

トラブルを抱えた管理組合はスペシャリストであるマンション管理士を頼りにしたいと考えているのですが、 「マンション管理士」自体が全体的に実務経験が少ない為、管理組合の期待にこたえられないケースが多いようです。

例えば、弁護士や会計士のような方は別の法律事務所や会計事務所で実務経験を積みながら、試験にチャレンジしたり、独立されるという形式がありますが、マンション管理士にはそのような実務経験をつけられる受け皿がほとんど無いのが実情です。

上記の事から、「マンション管理士」を利用するに当たっては、依頼する内容によっては新たなトラブルを抱えるケースも少なくないようです。次回は、「こんなマンション管理士に要注意」として良いマンション管理士の見分け方をご紹介したいと思います。

ライター:マンションナビ美
不動産系会社勤務を経てフリーで活躍。自身も分譲マンションのオーナーとして、大規模修繕や、理事会役員を経験する。実体験からマンション業界を分かりやすく解説する。

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